「絵本の見かた 創りかた(若山憲)」

【書名】絵本の見かた 創りかた

【副題】おしゃべり絵本講座

【著者】若山憲

【出版社】すばる書房

【出版年】1975年

目次は以下のようになっている。第1章 絵本を創りたい人へ 第2章 絵本(純絵本)とは 第3章 物語絵本とは 第4章 発想の<ひらめき> 第5章 <ヒナガタ>づくり 第6章 <展開方法>のいろいろ 第7章 <二次ヒナガタ><三次ヒナガタ> 第8章 原寸の<ヒナガタ> 第9章 作品を見ながら 第10章 作品を見ながら 第11章 原画を描く 第12章 ホントウの絵本作家

創造する楽しさについて、軽快な言葉で書かれたすばらしい本だと思う。

「しかし、こんなこともあるんですね。その人に<ひらめき>がひらめいているのに、本人は<ひらめき>じゃないと思ってか、<ひらめき>のナンタルカもよくわからずか知りませんが、「こんなことは、いつも思っているの」とかいってすましていることですね。 それは、絵本のカタチになった<ひらめき>そのものは見事なものですが、その<ひらめき>でも、ひらめき始めは、オソマツな<ひらめき>の時だってあるんですね。 それをうまく、もりたてたり、ふくらませたり、なおしたり、したものが、絵本になっている<ひらめき>なんですね。どんなチイサイことでも「ハッ」としたら(心に感じたら)<ヒナガタ>でも<ワクとり>でも<白い手帳>でもかまいませんが、その白いページに、ナニがナンデモまず描きこむことですね。

<絵本とは><絵本の絵が語るとは><視覚的言語とは><絵本の絵の物語性とは><絵本の絵の絵画性とは><絵本のコトバとは>

「詩をよむ絵本」